妖怪

天狗

天狗と星と修験道について

天狗と星と修験道について調べてみました。赤い顔、高い鼻、山伏の姿といえば天狗ですが、そのルーツは空を飛ぶ狗(犬)にも狐にも似た妖怪でした。また中国では天狗は彗星や流星であり日蝕と月蝕を表す凶兆でした。なぜ日本の天狗は山伏の姿で顔が赤く、鼻が高く、くちばしをもつ姿に変わったのでしょう。

九尾の狐と割れた殺生石

九尾の狐は国を跨いで国家の中枢に潜り込み、滅亡させる恐ろしい妖怪です。本来は複数の尾を持つ獣は瑞獣ですがここでは恐怖の狐です。インド、中国そして日本の中枢にまで入り込み、それぞれの国を操り滅亡までさせた真なる恐ろしい妖狐でもあります。今は那須の地にて殺生石となり封印されていましたが、その殺生石も割れてしまいました。

狐、変化する妖狐

狐は世界中にいる一般的な動物です。しかし、中には変化を得意とする狐、いわば妖狐も存在するようです。その最たる例は九尾の狐ではないでしょうか。また同じ変化をする動物でも狐と狸とでは狐の方が妖怪として格が高いように見られています。なぜ妖狐の方が妖怪としての位が高いのかについて少し調べてみたいと思います。

隠神刑部狸 – 人間の味方をするも人間に封印された非業の狸

隠神刑部は間違いなく最強の狸です。その妖術は極まれり神仏に匹敵するほどだという。 松本城を守護してきた功績から刑部の位を授かった経緯もあります。そんな隠神刑部ですが対立する人間の奸計にはまってしまい、人間によって封印されてしまうのでした。強力な妖力としてその地に留まり、人間に多くの災厄をもたらしたと伝えられています。

化け狸

狸は実在する動物であるとともに化け狸として畏れや信仰の対象として見られてきました。人を化かすということで妖怪として扱います。
妖怪

エンコウ

エンコウとは河童の一種で西日本でよく見られたようです。漢字で書くと猿猴となり、手長猿と同じになるところも興味深いです。
妖怪

妖怪、人間そして文化について

妖怪は1200年前から人々の側にいました。時には畏れられ時には崇められてきました。妖怪とは何だろうというふしぎを考えてみました。